第97話『コト視点の教育』



 一足飛びに成果を生む方法を得ようとしても、そのような方法であれば競合他社も同様に手にすることができます。

 自らの足で長い階段を繰り返し登るからこそ、その階段を楽々登れる体力や筋力が身についていきます。

 それをエレベーターで毎回昇っていたら、どれだけ昇っても力はつきません。


 時間を掛けなければ身に付かないものは、我慢しながら丁寧に時間をかけて見守るときも必要です。

 思考習慣というのは、知らないうちに身に付いているものが多いので、いざ修正しようとしても一筋縄ではいかないものです。
 繰り返し繰り返し実施することで、初めて身についていくものになります。


 コト視点の教育というのは、仕事の場面でも日常生活でも同じように思考することが可能で、仕事の場面で活かしていくのであれば日常から同じように思考する訓練をしていくのが地道ですが近道です。

 形から入る教育も重要ですが、コト視点によるコト思考を身につけていく場合は、『生みだしたいコト』を明確にしてから自らの行動を省みて修正していきます。

 逆に、形から入って定着している良い行動があるならば、それによってどんなことが自分や周囲に生みだされているかを探ります。

 探ることによって、もっと良いコトを目指して行動を高めることも可能になっていきます。


 売上を上げるということを考えるときに、『どうやって』というやることを考えるケースが多いと思いますが、お客様が手に入れる価値が決まっていなければ、それは売る物が決まっていないのと同様です。

 コト視点であれば、これは当然のごとく価値から考えていきます。

 どんな体験で、どんな価値を手に入れていただくのか。

 コト視点の教育というのは、日常から思考習慣にして、日常業務や社内でのコト生みから定着させていくようにすることをおすすめします。


 常にコト視点で物事を考えるからこそ、知らないうちに鍛えられていくものになります。

 そこから生みだされるものは、たまたま当たったものではなくて意識的に生みだしたものになります。


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