第94話『コンセプトから生み出されるコト』



 週刊少年ジャンプのコンセプトで『友情・努力・勝利』というのがあるそうです。
 
 ドラゴンボール・スラムダンク・ワンピース・・・・・・

 コンセプトに合う漫画ですが、私たちの心に『友情・努力・勝利』という物語を通じて勇気と希望を生み出してくれます。

 会社であれば、ビジョンや理念が根幹のコンセプトになり、そのコンセプトによって会社の生き方さえも変わっていきます。

 コンセプトとは、『概念=物事のおおまかな意味や内容』というものですが、骨格となる軸のようなものです。

 同じ商売をしていても、このコンセプトが違えば生み出されるコトも活動も変わってきます。

 数ある飲食店であれば、安いだけのコンセプトしか感じないお店もあれば、嬉しさや喜びを感じさせてくれるお店もあります。


 “大切にするものは何か?”

 “お客様に何を提供したいのか?”

 この問いに答えるときに、モノ視点でなくお客様が手に入れるコト視点が重要なポイントになります。

 モノやサービスを通じて、お客様にどんなコトを提供するかを考えるものです。

 お客様を増やすという会社の目標は、お客様が価値あるコトを感じて手に入れる行動から実現していきます。

 お客様を増やす会社目標からいきなり『どうやって?』を考える前に、どんな価値を提供するかを考える必要があります。


 子供がテストで100点を取るという目標を手伝う時に、いきなり何をやるかを考えがちですが・・・

 100点を取る可能性が高い状態というのはどのような時か?から思考して、100点を取る為に手に入れなければならない価値というものを思考します。

 この場合は、テスト前日までにテスト範囲がすべてスラスラと解ける状態になることが子供が手に入れる価値になります。

 そこまで決まれば、テスト前日までにどのようなスケジュールでスラスラ解ける状態を目指すのかを考えることが可能になります。


 コンセプトと言うと難しく感じるかもしれませんが、自分の行動によって相手をどんな気持ちにさせるのかと考えるのも同じことです。

 挨拶だけで相手を明るい気持ちにすると決めれば、どんな挨拶が良いのかアイデアが広がります。

 それを、『良い挨拶』ということから出発すると、コンセプトの無い良い挨拶になってしまいます。


 人は目指したものに向かって行動していきます。

 意識しないと、自分の都合が基準になりがちになります。

 ビジョンや理念によって会社の生き方が変わるというのは私たち個人にも言えることで、私たち個人が目指す周囲に対する影響によって自分の生き方も変わります。

 自分のエゴを満たすことが中心なのか、相手を楽しませたり喜ばせることが中心なのか。

 コンセプトから生み出されるコトというのは、とても強力な魅力にもなれば、逆のパターンにもなりうるものです。


 何を目指していますか?

 この問いに対して、いつも真摯に向き合いながら生み出されているコトを省みて向上させることが大切だと思います。


『顧客体験価値』創造戦略が、読むうちに自然と身につくコト生みコラムをメールにて配信しております。(毎週火曜日更新)

 メールアドレスをご登録頂きますと、毎週火曜日の更新時にお知らせメールが届きます。
※ 不定期では御座いますが、ビジネスのヒントになる当社のご案内もお届けしております。