第73話『業績を向上させ、事業を永続させる核となるもの』



経営者を筆頭に、事業を上手く行かせるために日々悩み考え努力をしているが、好ましい結果が生まれない。

競合他社との戦いが日に日に激しくなる中で、どのようにして生き残るのか。


事業を上手く行かせるには、商品開発・組織作り・人材育成など、さまざまなことが必要になりますが、これらは、『ある目的の実現に向けて機能させる』ものです。

その、『ある目的』というものを見失ってしまうと、どんなに悩み考えても事業は上手く行きません。

ダーウィンの言葉は、よく引用されますが、


“変化に対応できる者が生き残る”


誰もが知っている言葉ですが、事業に置き換えると本質はどのようなことなのでしょうか。

変化する時代やお客様のニーズに対応して、自社も変化すること。

変化する競争環境に応じて、自社も変化すること。

これも正しいことですがもう一歩踏み込んで考えると、『ある目的』を中心にして自社を変化させる必要があるというものです。


では、『ある目的』とは何か?

そして、その目的を形にする方法を知っているか?

これが『業績を向上させ、事業を永続させる鍵』になります。


事業の『ある目的』とうのは、“価値の提供”です。

ここで・・・・当たり前だと思う方は、もう一歩踏み込んで質問です。


「価値とは何ですか?」

自社がどのような価値を提供しているか?

お客様・時代・競争環境の変化に応じて、自社が変化しなければならないのは“提供する価値”です。

事業を通じてどのような価値が提供されているか。


価値というのは、お客様が感じるものです。便利・助かる・嬉しい・楽しい・綺麗になる・健康になる・・・・・・・など、これらはを実現するために具体的に手に入れたものです。

頑丈で品質の良い商品が提供している価値は、お客様が落としても壊れなかったという“体験と感じたコト”です。

工事現場などで使用するスマートフォンがありますが、過酷な現場で使用できるという価値です。


売上というのは、お客様へのお役立ちの結果で、『お役立ち高』です。

お役立ち高というのは、お客様が価値を感じたというものなので、『価値提供』です。

よって、事業が永続する為の中心活動は『価値提供』というものですが、これが明確になっておらず、働く人が答えられない場合は、目指している方向が間違っているかもしれません。

そうすると、どんなに悩み考えたとしても、方向が違うので好ましい結果につながりません。


価値というのは、モノやサービスには無く、お客様が体験して感じるコトの中にあります。

逆に言えば、お客様が体験して感じる価値を、モノやサービスという形で提供するわけです。

変化する価値を、『モノやサービス』という形を通じてどのように提供するかというのも、変化させる必要があります。

これが価値追求の変化です。


世の中には沢山の素晴らしい書籍がありますし、事業の根幹に据える本質も書かれています。

しかし、なかなか実現できないのは、本質を形にする“やり方”が間違っているかもしれないという点が考えられます。

毎日1時間の勉強を継続すれば、成績は上がっていきます。

しかし、この当たり前の本質が分かっていても実現しないのは、その“やり方”が間違っている。

忍耐でやる方法もありますが、楽しくやれなければ頭にも入ってきません。

人が自然と行動するための原理を無視してはいけない点です。

本質や在り方が正しければ、次に必要なのはそれを形にしていく“やり方”です。

経営理念がどんなに立派でも、それを形にしてお客様に価値として提供できなければ、本質を突いた経営理念も単なる理想論になってしまいます。


多くの業界が市場縮小の厳しい時代になっています。タイミング的に右肩上がりの業界もありますが、そのような業界もいずれば競争激化に向かいます。

そのような時こそ、自らが提供している価値という事業の本質を見失わないことが大切です。

経営理念という大切な想いを形にして実現させていきたい方。

いろんな方法を試したが、上手く行かない方。

価値を生み出し、提供する為にはどうすれば良いかを知りたい方。

ご興味あれば、ホームページからお気軽にお問合せ下さい。

価値については、当社のホームページに『事例』や『コト生みコラム』を掲載しております。

ご参考にして頂き、活力ある日本の企業を目指すヒントにして頂ければ幸いです。