第64話【コト生みコラム】『福を招く日常のコト生み』



今回のタイトルは、ビジネスコラムには関係なさそうですが、これが大いに重要なものです。

結局のところ、『価値ある体験をお客様に提供する』という顧客体験価値目標から考える思考と視点が不足していると、自らの行動で何を生み出しているかという思考にならないからです。


身近な人が『大切にされた!』と感じる体験をするときは、誰かがその人に優しく接したのか、思いやりのある行動をしたのか、行動はいろいろですが、『大切にされた!』と感じる何かをしています。

そうすると、その相手に対して『良い人』という気持ちが生まれるので、大切にされた人は相手に対して協力的になったり、相手を大事にする行動が生まれ、それが福として返ってきます。


お客様であれば、企業の商品やサービスを通じて嬉しい体験があれば、また利用してくれるという福を招くことになります。


会議などで発言が暗い人がいると、その場が暗くなります。

本人は、いつも通りかもしれませんが、自らの行動がどのようなコトを生み出しているかという視点や思考が欠けているようです。

会議を『活気ある場にしよう!』という体験価値目標があれば、自らの発言や態度・表情はいくらでも工夫することができます。

周囲の人が、それに体験価値を感じれば、活気ある発言や態度をしている人に一目置きます。

これも福を招いたことになります。


自分の言葉・表情・態度・行動が何を生み出しているかという視点と思考をしてみることで、省みる事は可能です。

もっと大事なことは、どんな体験価値を目指すのかです。

それにより、自らがどのような行動をするかというアイデアにつながります。


家庭であれば、気持ちのいい環境を作りたいというコンセプトから、家庭にいると心が癒され、気持ちが清々しくなるという家族の価値が生まれ、清掃・清潔・みんなの言葉が優しく思いやりがあるという体験を具体的な行動として落し込むものです。

このようなことが積み重なることで、自訓・家訓・社訓・人生訓というのが出来ていきます。


お客様の会社では『顧客体験価値マニュアル』というものを作成して頂きますが、これはどんな価値を生み出していくかという方針であり、積み上げていくと経営計画書の土台にもなっていきます。


企業が福を招くための方針です。


顧客体験価値というのは、私たちの日常から密接に関係しているものです。