『お土産に必要な顧客体験価値』



東京駅には、いろんなお土産が売っています。

家族や職場にお土産を買っていくときに、何を判断基準にしますか?

東京らしいお土産・有名店・配る時の数・料金・味・荷物としてかさばらないもの・喜ばれるもの・珍しいもの・満員電車に乗るのに邪魔にならないもの・・・・・


買う時には、瞬間的にいろいろな判断基準が複雑に絡み合います。

お客様が瞬間的におこなう複雑な判断基準に、より適切な物があれば購入につながるというのは一般的な考え方です。


ニーズを汲み取って、小分けにする・東京らしくする・かさばらないようにする・適正価格にする・・・・・

もちろんお客様のことを考えて、このような取組みも必要です。


ただ、このようなことは数多くある競合他社も同じように考えます。

自社が有名店でなく・商品がかさばるもので・重たい・料金が高め・・・・・・・という場合は、どのようにして買って頂くか?


私・・・・埼玉県に住んでいますが、東京駅で売っているお土産を見ても有名店とか分かりません。

かといって、せっかくお土産で買うのですから、家族が何かしら喜んでくれるようなものを選びたいという気持ちはあります。

さて、こんな私にどうやって商品を買ってもらうのか?


先ほどのニーズを汲んだことも必要ですが、それ以前にその商品でどのような『顧客体験価値』を手に入れることができるのか?

これが欠けている場合は、多くのお土産の中の一つに埋もれてしまいます。


雑誌で取り上げられているようなお店は、その事実がお土産を買って帰った時のネタになります。

そうでない場合は、お土産をもらった人は「東京のお土産?まあまあ美味しいね」で終わってしまいます。


家族で楽しい会話ができるような顧客体験価値を提供して喜ばれるには、どんな情報が必要か?

買う人にとって、好ましい体験という価値が手に入るイメージがあれば、瞬間的に特別な商品に変わります。

買って食べるだけでなく、会話のネタになる、食べ方の工夫で楽しめるという、顧客体験価値を先にイメージできるからこそ、その商品が欲しくなるというステップを作れます。

その欲求を刺激することができれば、多少重くても・かさばっても・少し値段が高くても・・・・購入の判断基準はお客様の中で別のものに変換されています。


東京駅のお土産を見ていると、ビジネス(売り手として)の顧客体験価値をどのように提供するかがとてもヒントになります。

定期的に観察すると、以前は並んでいたお店が並んでいなかったり・・・・・。


この商品でどんな『顧客体験価値』を手に入れられるか?

そのような視点でお土産を買いながら考えていると、自分のビジネスに足りないものが見えてきたりします。