第51話『挨拶で生み出すコト』



「当たり前だと思っているもので、こんなに効果があるんですね」

「誰でもやれることなのに、もったいないですよ。」

毎日、誰でもやっているし、誰でもやれることと言えば“挨拶(あいさつ)”です。


しかし、この挨拶をどれだけ普通にやれているか?

さて、挨拶でどのような“コト”を生み出せるのでしょうか?

大事なのは、その場の雰囲気・相手の心に生まれるコトです。


明るい挨拶をすれば、その場には明るいというコトが起こります。

暗い挨拶をすれば、暗い雰囲気が生まれます。

元気な挨拶をすれば、活気が生まれます。

相手の心にも、挨拶によって生まれるコトが違います。


では対象は?

誰から先に挨拶するのか?

挨拶が浸透しない組織は、ここを大きく間違っています。

部下からするのが礼儀だと言っていては、挨拶は浸透しないでしょう。


基本は、年齢や立場などは一切関係なく、『自分が一番先』にやることです。

子供は、親のそんな姿を見て『挨拶は常に自分から』というのを学びます。

親がやっている姿勢を見せてから、どんな気持ちで挨拶をするのか、どんな挨拶が良いのかという指導が始まります。

組織でも同様です。

昔は、挨拶のやり直しをよくやりました。

やり直しの基準は、私の挨拶よりも元気が無い場合です。

この指導ができるのも、先に見せ続けているからです。

元気が無い挨拶を見れば、部下の体調やちょっとした異変も気付きます。


お客様にも同様。

さらに、店舗型の商売をしている場合は、地域の人にも同様。

同じビルで働いている場合は、他の会社の人や、他の会社のお客様へも同様。

さらに、商売を支えてくれている業者の方へも同様。


さてさて、このようなどんなコトが生み出されるか?

気持ちのいい挨拶を、いつも変わらず先にされれば、人の心には『嬉しい』感情が湧きます。

そのうち、お互いが知り合い、お互いに心を向けるコトが始まります。

関係性というコトが生まれます。


ここで大事なことが一つあります。

先にやるという行動の裏に隠れている、相手が感じるコト。

それは、『大切にされている』というものです。


心の出発点は、相手を『大切な存在』としているかです。


「地域の知らない人に挨拶するって恥ずかしくないですか?」

挨拶を知っている人とだけやると決めつけていれば、そうなります。

確かに、いきなり挨拶されたら相手もビックリしますが、それはほんの数回の話です。

同じビルで仕事をしている人など、顔は知っているが誰だかわからないということが、数回挨拶を交わせば相手も同じように挨拶を返してくれます。

ここで関係性が築かれます。

効果は・・・・

やってみて実感することが大事です。

ぜひ全社で取組んでみてはいかがでしょうか?

組織改革をしたいとお考えの場合は、挨拶が改革の先導役をしてくれます。