第37話『楽しさを生み出すホームセンター』



「〇〇を探すならホームセンター」という一定の認知があるので、市場が過度な競争状態でなければ受け身でも成り立ちます。

(事業をされている方からは、「そんな単純なものでない!」とお叱りを受けそうですが)

これは、私も利用しているので、顧客としての率直な意見です。


私は、不思議な工具などに刺激を受けるので、ホームセンターが個人的に好きですが、おもしろい商品があっても購入には至りません。(おもしろいと感じても、欲しいにならない)


いつも「もったいないな~」と思うのですが、認知されているものは価格競争になります。近くに競合店が無ければ、そこで買いますが。

必要なものは揃っているので、お客様のニーズにはしっかり応えていますが、なんだか刺激が無い。


その中でも、刺激を受けたのは、『持ち運びできる高圧洗浄機』。
あの黄色と黒のデザインの商品です。(随分前からある商品ですが)

家で、どんな利用体験ができるかをイメージさせてくれる告知がされていました。
車の洗車だけでなく、網戸や玄関周りなどなど、「あっ、こんなことにも使えるんだ!」という頭の中での顧客体験価値を生み出されました。


ニーズ(必要性)に応えているだけの受け身の姿勢では、ニーズが起こらなければ購入しません。

もっと積極的に、お客様の日常で起る体験をイメージさせて、「今度の洗車のときに使おうかな、大掃除のときにあると便利だな」という、頭の中での顧客体験価値を生み出さなければ、いつまでも受け身の商売になってしまいます。

ホームセンターに行って、良い商品だな~と感じるのに、もう一つ刺激がない。

逆に、欲しくて衝動買いしそうになる、演出もたまにあったりします。

使い方や、日常でどんな役に立つのか?

もっとこの視点を掘り下げると、いきなり売れ出す宝が埋もれているかもしれません。

それにしても、ホームセンターは見ていて飽きないですね。(あくまでも個人的なことですが)


『顧客体験価値』創造戦略(コト生み戦略)は、業績向上の視点だけでなく、人材育成も同じ考え方で実施できるものです。