第349回『真面目なモテ理論(魅力理論)の実践-その37』



<今日のポイント>

 お客様やお相手に対して、どんな体験価値を届けているか。

 これをチェックするには、【もう一人の自分視点】を養う必要があります。

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 商品やサービスをお客様が『買いたくなる』『利用したくなる』状態にするには、そうなるための価値提案が必須です。

 お客様視点という思考技術も重要ですが、今回のコラムでは、別の思考技術として【もう一人の自分視点】について書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 商品やサービスを『買ってもらう』『利用してもらう』には、そこに価値を感じてもらう必要があります。

 「これは私に必要だ」「こんなのが欲しかった」「これを求めていた!」という気持ちになるための価値です。

 また、“コト視点の価値づくり”では、欲しい気持ちになる、嬉しい気持ちになるためのゴールを、お客様が体験することと、体験の中に含まれる価値を想像して具体的な行動に落とし込みます。

 これを考えるには、当然ですが“顧客視点”というお客様から見た視点で思考する必要があります。

 思考技術の方法としては、『大切な存在』と思ってから思考するのと、『お客様やお相手の言葉で体験を表現する』という方法を作っています。

 どちらも『お相手の言葉で表現する』方法は、顧客視点になる方法としては効果がとても高い思考技術です。

 お世話になった方や、尊敬している方と接するときは、おもてなしの心の状態だけでなく、お相手の体験を想像しながら自然と気遣いが行えます。

 ちなみに、気遣いの具体的な方法も、知識として身につけておく必要があります。

 どんなに“おもてなしの心”の状態でも、やり方が分からなければ実践できません。

 “やり方”という引き出しの量が、おもてなしの結果を作るというものです。


 お客様やお相手の言葉で表現する方法は、かなり実践的で顧客視点になりやすいので、ぜひ訓練してみてください。

 2つの方法に加えて、今日のテーマは【もう一人の自分視点】というもので、お客様やお相手の体験価値を考える方法です。

 実は、一流の人はこの視点を日常から習慣にしているので、全体を同時に把握する能力にも長けています。

 一流のスポーツ選手などは、この能力が必須になります。

 私の支援先様である、パチンコホールの優秀な方は、やはりこの能力があります。

 お店全体がどのような状況になっているかを、自分も含めて【もう一人の自分】が常に全体を把握しています。

 お客様とスタッフのやり取り遠くからを見て、お客様がどんな体験価値をしているか想像できる力です。

 スタッフの能力を把握して、忙しい状況をイメージして対応できるかを想像する能力でもあります。


 【もう一人の自分視点】の能力が高まってくると、自分と接しているお客様やお相手が、自分との体験で何を感じているか想像することが簡単にできるようになります。

 相手が嫌がっているのに、相手が傷ついているのに、それに気付かずに自分が言いたい事を言い、ふてくされた表情をしたりという、好ましくない行動も省みる事ができます。

 真面目な魅力理論としては、お相手に魅力的な価値が届く必要があるので、気付くだけでなく“価値行動”を体験として届けられるようになります。

 俯瞰する能力でもありますが、ただ単に俯瞰するのではなく、あくまでも“価値を届ける体験”を想像するために俯瞰する思考技術を養うものです。


 コラムを読んで、今日一日をまずは実践してみてくださいね。

 自分で実践してみると慣れていない場合は難しく感じるかもしれません。

 それでも、継続して実践していけば思考技術が身についていきます。

 昔から、自分がされて嫌な事はしない、自分がされて嬉しい事はどんどんやる、こんな教えがありますが、これも顧客視点になるための思考技術です。

 いくつかの方法を身につけていると、場面に応じて活用していけます。

 これも“やり方”を知っているからこそ、お客様やお相手に価値を届ける具体的な方法が生み出せるというものです。


 やり方を軽んじる風潮がありますが、やり方をないがしろにして思いを形にすることはできませんから、ぜひチャレンジして習慣にしてくださいね。