第348回『真面目なモテ理論(魅力理論)の実践-その36』



<今日のポイント>

 お客様・お相手が受け取る体験は、全てが【コミュニケーション】になっています。

 良い価値が届けば魅力的に感じ、悪い価値が届けば不愉快になります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 マーケティングの4Pと4Cで、プロモーションはお客様視点ではコミュニケーションです。

 プロモーションを広く捉えると、お客様やお相手が見たり聞いたり、触れたりするものは全てがコミュニケーションになっています。

 今回のコラムでは、“コト視点の価値づくり”という、お客様やお相手に価値ある体験を届けることの重要性について書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 コミュニケーションというのは、私たちの日常から意図せずとも常に起こっています。

 コミュニケーションは“意味と意識の共有”というものです。

 悪いコミュニケーションは、この意味と意識が共有できないどころか、関係性を壊すものになるのは衆知の通りです。


 意味の共有というのは説明は要らないと思いますが、単純に言えば「1+1=2」という理屈の共有になります。

 意識の共有というのは、嬉しい気持ちの共有であったり、やる気レベルの共有であったりと、目的によってさまざまですが、心の状態の共有と捉えればシンプルです。


 お客様に対するプロモーションの結果のコミュニケーションは、価値ある商品やサービスというお客様にとっての意味あるモノを共有することと、それを利用したら嬉しい気持ちになるとか、助かるなどの心の状態の共有になります。

 プロモーションが上手くいかない場合は、お客様視点のコミュニケーション結果を見直す必要があります。


 例えば、価値が伝わらない・意味が分からない・利用シーンが想像できないなど、伝えているつもりが『伝わっていない』という結果か、別のイメージを想起させているなどの検証をする必要があります。

 体験価値というのは、私達が何かしらの体験を普段から何となく受け取っています。

 “コト視点の価値づくり”という、お相手の体験価値を良いものにする考え方は、普段から常に何かしらのコミュニケーションが起こっているということの理解が重要です。


 考え事をしているだけだが、周囲の人からしたら「何か怒っている」と思われれば、そう思われるコミュニケーションを知らず知らずのうちに行っているということになります。

 いつもニコニコしている人は、それを意識していなくても周囲には「あの人といるとなんだか楽しくなる」というコミュニケーションを生み出しています。

 これが“コト視点の価値づくり”の考え方で、お相手が嬉しい気持ちや楽しい気持ちになるコミュニケーションには、“そうなるための価値”があります。

 その価値を理解して、意図的に相手の体験に組み込んでいくことで、お客様へのプロモーションが意味と意識の共有としてのコミュニケーションに近づきます。

 人の魅力は、『言葉・表情・態度・行動・姿勢』で普段から発せられます。

 魅力的でなく逆もしかりです。

 この5つは、人の心の在り方から形として発せられるので、そうなるための考え方(お役立ち)が土台になります。

 身だしなみや清潔感などは、行動の中に含まれると考えます。

 「明るく元気に大きな声で挨拶をしましょう!」ということは誰でも知っていますが、これは周囲の人に好ましいコミュニケーションになるので一つの魅力になります。

 分かっているのに自分を変えるのが恥ずかしいのか・・・・やれない人がいますが、言い訳せずにみんなでやったら好ましいコミュニケーションの輪が広がります。

 「やっているつもり」でも、お相手が受け取っているものが真実なので、常に自分が率先垂範で見本となる必要があります。

 人は自分の欲を満たす行動が優先しますが、普段から「周囲にはどんな体験になっているか?」という俯瞰する習慣を身につけることが、仕事でのプロモーションでも活きてきます。

 お客様に伝わっているか?

 お客様はどのように感じているか?

 この俯瞰する習慣があれば、『伝わらない・価値提案が不足している』というものを検証することもできます。


 他社や他店、他の人が良いコトをやっていたとして、それを真似することは良い事ですが、自分がやって結果がでなければ「価値が無いコト」と思いがちです。

 しかし、他社や他店は、他の人は結果が出るコミュニケーションレベルでやっており、自分はそのレベルでやれていないという客観性も重要です。


 「武内さんに言われた事をやってみたのですが効果がありませんでした」


 最近は言われませんが、実際にやっていることを見てみると、『価値が伝わるレベルでやっていない』ことが多いです。

 “コト視点の価値づくり”という知識と思考技術は、お客様やお相手に価値あるコミュニケーション結果を生み出すものです。

 モテない人は、モテないコミュニケーションを行っている。

 モテる人は、モテるコミュニケーションを行っている。

 マイナスの価値か、プラスの価値か、不快に感じるものか、魅力的に感じるものか。

 会社でも、自分でも、どんなコトを発信して、どんな体験をお客様やお相手に届けているか。


 良い体験と価値を届ける行動に修正して、好ましいコミュニケーションレベルを高めていきましょう!