第342回『真面目なモテ理論(魅力理論)の実践-その30』



<今日のポイント>

 お客様やお相手が、どんな体験をし、そこにどんな価値を感じるか。

 その結果が【どんな気持ちになるか】ということをイメージして、具体的な行動を考える必要があります。

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 『躾(しつけ)』という字は、素晴らしい意味が込められています。

 身と美しいを組み合わせた字で、シンプルに「身を美しくする」ことが躾(しつけ)と捉えてもいいものです。

 今回のコラムでは、自分を魅力的にしていくために、自分を『躾(しつけ)ていく』ためには、どんなことを考えて、自分の具体的な行動を決めていく必要があるかについて書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 今日の内容は、お客様に対する取組みとしても活用できるものですが、『自分の魅力を高めるために躾(しつけ)ていく』ための考え方を書いていきます。

 私が子供の頃から親に躾けられたものとしては、『挨拶・返事・即行動・履物を揃える・出したら片付ける・お手伝い・思いやり・・・・・・』などなど、子供の頃から知らず知らずのうちに親の教えで身につけたものもあれば、大人になって教わっていたことの大切さに気付き、そこから自分を躾けていき身につけたものもあります。

 子供の頃は意味が分からなかったことが、大人になって「そうだったのか!」と、初めて理解できたものもありますが、教えて身につけさせてくれた親には感謝ばかりです。


 人は『自分は正しい』『自分は出来ている』と思いがちですが、実は気付いていないことが沢山あります。

 分かりやすい例えとして『挨拶』があります。

 みんな『自分は出来ている』と思っているかもしれませんが、挨拶というのは“お相手の気持ちが良くなる”レベルが大切です。

 「おはようございます」「ありがとうございます」「よろしくお願いします」・・・・・発する言葉と表情や態度が、お相手にどんな体験として届く挨拶なのかが重要です。

 お相手に「暗いな~」と思わせる挨拶では、やっているかもしれませんが出来ているとは言えません。

 挨拶一つで、お相手の心が明るくなる価値ある体験として届くものが本来の挨拶です。

 少し難しい話をすれば、挨拶の『挨』も『拶』も、どちらもピタリと合うという意味があります。

 本来の挨拶は、「おはようございます」の後に、「暑くなってきましたね、お体の調子はどうですか?」という気のきいた一声や、「先日は有難うございました。とても楽しかったです!」など、お相手の心が好ましい気持ちになるものを続けます。

 言葉を掛け合うだけでなく、気持ち合うのが挨拶というものです。

 話を戻しますが、仕事でお客様と接することが多い人もいれば、職場の仲間と接することが多い人もいます。

 いずれにしても、自分の発する『言葉・表情・態度・行動・姿勢』というものが、日常から周囲の人に【価値ある体験】として届くレベルのものにしていくことが、自分の魅力を高めるものになっていきます。

 そして、自分の魅力を高めるというのは、価値ある体験として届くレベルのものを『自分自身が習慣になるように躾けていく』ことになります。

 何度か書いていますが、その為に必要な考え方が“価値づくり4ステップ思考技術”というものであり、ゴール逆算思考になります。

 自分の発することによって、お相手に【どんな気持ちになってほしいか?】を考えることが出発点です。

 人は自分の欲求を優先しがちで、油断すれば周囲の人の気持ちにすぐに心が寄せられなくなります。

 陰口や悪口を言う人は、自分を満たすための行動を優先して、それを聞いた(周囲はマイナスの体験価値)人が嫌な気持ちになることを考えていません。

 本人は、ストレス発散や優越感を感じて自分を満たせるかもしれませんが、周囲の人はウンザリな気持ちになります。

 と、このようなことに気付ければ、自分は周囲の人を不愉快にする陰口や悪口を言わないという『自分のルールであり、自分を躾ける内容』ができます。


 逆に、自分が発する言葉で、【どんな気持ちになって欲しいか?】を考え、楽しい気持ちになって欲しければ、周囲の人にどんな体験と価値が届けば『楽しい気持ち』になるかが想像できます。

 そこから、自分の具体的な行動というルールを決めて、常にゴールを目指した『自分への躾』を行うように実践していきます。

 これは、お客様に対しても同様で、お客様が繰り返し自社を利用してくれるようになるためには、どんな気持ちになる必要があるか。

 その気持ちは、どんな体験から、どんな価値を感じたときかを考えて、行動に落とし込んでいくからこそ、自社が選ばれるための価値提供が積み重ねていけます。

 『自分はやっている』『自分は出来ている』という自分視点ではなく、お客様やお相手が、【好ましい気持ち】になることが結果となります。

 自分が行い、発しているものは『お相手にどんな体験価値を届け、どんな気持ちにさせているか』をイメージすることが、自分を魅力的に、自社を魅力的にしていくための重要な思考習慣になります。


 新入社員や新しく入ったアルバイトの教育も、やることを伝えるだけでは『お相手を好ましい気持ち』にするレベルで実践できないので、ゴールの気持ちを目指す指導が必須です。

 何でもそうですが、結果が出るレベルを目指して改善向上し、“結果が出た”ことが重要です。

 この“結果が出た”というものが、自分や自社の魅力になります。