第332回『真面目なモテ理論(魅力理論)の実践-その20』



<今日のポイント>

 信頼される人が自然と行っている姿勢があります。

 それは【率先垂範】というものです。

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 今回から、魅力的なリーダーシップについて4回ほど書いていきます。

 今回のコラムでは、魅力的なリーダーシップの4つのポイントの一つである【率先垂範】について書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 お客様やお相手が魅力を感じているときには、何かしら価値があるときです。

 この、お客様やお相手が感じるものは、私達が決めることではなく、あくまでもお客様やお相手が決めることです。

 いくら自分に価値があると言っても、この商品には価値があると言っても、お相手が価値を感じなければ魅力的にはなりません。


 面白いことに、世の中には魅力的なリーダーシップを発揮できる人と、そうでない人がいます。

 そもそも、魅力的なリーダーシップというのは、リーダーでなくても発揮できるものです。

 もちろん、リーダーは目的や目標を達成していく為に、リーダーシップを発揮する必要がありますが、魅力的なリーダーシップはリーダー的存在でないときから養っていく必要があります。

 それも好ましい魅力的なものとして。


 魅力的なリーダーシップを発揮している状態とは、最初に書いた『お相手がそう感じているか』が重要です。

 「この人と働くのが楽しい」

 「この人がいると明るくなる」

 「厳しいことも言うけど、素直に聴きたくなる」

 これ以外にも、受け手が感じる魅力はいろいろありますが、好ましい影響で周囲を巻き込んで目標達成していく力と魅力です。

 ちなみに、『魅力的なリーダーシップ』と書いている理由は、逆の『魅力的でないリーダーシップ』も存在するからです。

 魅力的でないリーダーシップというのは、地位や権力、恐怖などを利用したもので、一時的に人を動かすことはできますが、結果的にはチームを崩壊させていきます。

 さらに、魅力的でないリーダーシップには、目的や目標を達成しない方向へ向けていく堕落のリーダーシップもあります。

 組織の中で、自分が優越感を感じることを目的にして、人を引っ掻き回したり足を引っ張る人がいます。


 『リーダーシップ』というものは、好ましいものと、好ましくないもの、両方に発揮されるものなので、『魅力的なリーダーシップ』と表現しています。

 ちょっと余談になりますが、安岡正篤先生の書籍に面白いことが書いてあります。

 「悪党というのは一人でも悪党と言うが、善人に対して善党という言葉は使わない。」

 というもので、これは好ましくない影響力というのは、一人でも大きな力を持ってしまうというものです。

 周りを見渡せば、心当たりがあるのではないでしょうか?


 余談はここまでにして、このコラムをお読みの皆様は、もちろん魅力的なリーダーシップを発揮していく方々なので、4つのポイントの一つであり、一番大事なポイントをお伝えします。

 それが【率先垂範】というものです。

 残りの3つは次回からお伝えします。



 【率先垂範】

 意味は『人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと』です。

 “率先”は人の先に立つことで、“垂範”は模範を示すことです。

 魅力的なリーダーシップを発揮する上で大事なことは、この率先垂範の姿勢と行動が、他の仲間に好ましい影響力となっているかです。

 やっているつもりではなく、率先垂範による魅力的な価値が伝わっているかが大事です。

 言葉は簡単でも、自分を省みて、自分を律して、自分の決め事にして普段から淡々と実践する訓練と習慣の繰り返しです。


 武内家は、『明るい家庭』を目指しています。

 この目標をいつも達成して、一番リーダーシップを発揮しているのは末娘です。

 声のトーン、笑いのトーン、愚痴を言わない、悪口を言わない、明るい返事、明るい挨拶・・・・

 私達が好ましい影響を受けて、皆の心も明るくなります。

 もし私が、暗いことしか言わず、いつもイライラして、愚痴や悪口ばかり言い、挨拶も明るくないのに、みんなに「明るい家庭を目指しているんだから、明るくやれ!」と言っても、誰も聞く耳を持ちません。

 聞かないどころか、私の行動は好ましくなりリーダーシップを発揮して目標達成を妨げるものになります。


 【率先垂範】というものは、何かを一つだけやれば良いというものではありません。

 お相手が信頼するレベルになる範囲の行動と時間がかかります。

 お相手の心が魅力的なリーダーシップの人と感じた時点で、客観的に貴方の苦手なこともチャームポイントとしてみるようになり、苦手なことをサポートしてくれるようになります。

 普段から、好ましい率先垂範の行動をしているからこそ、支えたい人になり、協力したい人としての魅力的なリーダーシップの人になっていきます。


 分かりやすい例としては、新入社員は仕事はまだまだです。

 しかし、会社のルールをしっかり守り、明るくハキハキと、テキパキと行動し、一生懸命学んで実践する姿勢が認められたときには、新しい仕事やワンランクレベルアップした仕事に挑戦させようと思います。

 このような新入社員がいると、周囲にも活発な好ましい影響が広がります。

 逆に、たいしたことをやっていないのに、ねたんだりひがんだりしている人は、魅力的なリーダーシップとは逆の、足を引っ張る影響力を発揮していることになります。

 真面目なモテ理論(魅力理論)の実践として、魅力的なリーダーシップ(新入社員でも発揮できるもの)を発揮するには、まずは普段からの『言葉・表情・態度・行動・姿勢』による率先垂範が大切です。

 口だけの人に、人はついてきませんし、誰も聞く耳を持ちません。

 当たり前のことだけど、これを習慣にすることが大切です。