第321回『真面目なモテ理論(魅力理論)の実践-その9』



<今日のポイント>

 人から頼りにされる、慕われる人は、そうなるための考え方が習慣になっています。

 逆に、嫌われる人の考え方は、上記の逆を知らず知らずのうちに習慣化しています。

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 前回は魅力的な人の姿勢に関して書きましたが、その姿勢をどのような考え方で実践するかが今回の鍵になります。

 今回のコラムでは、企業としても個人としても欠かせない3つの考え方を書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 前回は、魅力的な人の“2つの姿勢”をお伝えしました。

 自己責任(自分事)と自己決意という姿勢です。

 モテない人や魅力的でない人は、逆の姿勢である他者責任と他者強制が姿勢の習慣になっています。

 何でも他者責任にして、何に対しても嫌々やっている人は魅力的に見えません。

 気付いていないから、魅力的でない発言や行動をするわけで、理論として知らなければ修正することもできません。

 組織に他者責任と他者強制の姿勢の人が多ければ、企業はお客様喜ばせ競争を勝ち抜くことはできません。


 これは、私のカリキュラムの『火種人材』の内容で、今回の3つの考え方も火種人材の考え方になります。

 前回もご紹介しましたが、火種人材とは「自らが情熱の火を燃やし、周囲の人の心にも情熱の火を広げる人」です。

 情熱というと大げさに思われるかもしれませんが、笑顔の火種になる、笑いの火種になる、楽しい雰囲気の火種になる・・・・すべて火種人材の特徴です。

 姿勢は良いが、考え方が間違っていると、物事を前に進ませる2つの姿勢を間違った方向に向けてしまいます。

 結果的に、魅力的ではない行動を積極的に行ってしまうことになるので、“火種人材3つの考え方”がとても重要になります。

 【熱意×能力×考え方】ということを稲盛さんが話されていますが、考え方はプラスからマイナスまであります。

 熱意と能力が高い場合、考え方がマイナスであれば大きな迷惑を広げることになります。

 知っていれば実践できるが、知らなければ間違った考え方を修正することはできません。


 魅力とは、価値提供によって高められます。

 価値とは、「顕在的にも潜在的にも、人が望むコトや求めるコトを満たす対象に感じる」もので、問題解決や困ったことの解決も価値を感じます。

 企業はこれをお客様に対して実践し、お役立ちをしていくから成り立ちます。

 人がこれを実践すると、頼りになる人になっていきます。

 これからお伝えする3つの考え方は、自分の価値を高める考え方になります。



 【火種人材3つの考え方】

 1.感謝

 感謝という『有難い』と思う心は、こころを素直に清らかな状態にします。

 例えば、本当に昔から感謝している人がお客様で来たとしたら、自然とお相手に心を寄せて満足してもらうことを考えます。

 誰でもこれができます。

 感謝の反対は“当たり前(傲慢)”の考え方で、傲慢な状態は人を邪な欲求に向かわせます。

 本当は有難いことなのに、当たり前だと思っている心は、不平や不満を生み出します。

 有難いコト、助けられているコト、自分ひとりでは出来ないコトが見えなくなり、満たされない心から人を攻撃するようになります。

 感謝の心の状態だからこそ、お客様やお相手に対して価値を届ける素直な心になっていけます。


 2.利他

 企業のお役立ちは『利他』というお客様を利することが目的です。

 お客様への『利他』が、自利という企業活動で必要なお金となります。

 利他の反対は自利ですが、これは順番が重要です。

 自利が目的で利他を手段にすることが、人をおかしくするものであり、利他の内容が適切でなくなるものです。

 「自分が得しなければ、利他をやらない」という考えになっていきます。

 お客様が喜んでくださる良い仕事や良い行動をする結果が、お役立ち高(売上)であり、自分の徳(魅力)になります。


 3.植福

 植福は『利他』と似ているのですが、全ての発することを【福を植える】ものにしていくという考え方です。

 この言葉は幸田露伴さんが努力論の中で使っているもので、大昔からの教えを適切に表現しています。

 例えば、躾(しつけ)などは、意味が分からなくても習慣にした行動は、挨拶でも靴をそろえることでも周囲にとっては福を植えるものになります。

 五常(ごじょう)という、『仁・義・礼・智・信』の礼というのは、礼儀礼節という仁や義の心と考え方をカタチするものです。

 今の福を植える、後世に福を植える。

 福とはお相手にとっての価値であり、後世にとっての価値となります。

 日常から、自分が発する『言葉・表情・態度・行動・姿勢』が福を植えるものになっていれば、植えた福の分だけ魅力が高まります。

 逆は『植災(植禍)』というもので、人に迷惑をかける、災いを広げるものになります。

 植災を広げる人を魅力的だとは思えません。



 今回は3つの考え方でしたが、企業であればこれを高いレベルで実践して自社を差別化していくものになります。

 働く人は、自ら実践してお客様と接していくものになります。

 個人としては、自分を通じて周囲に価値を広げていくからこそモテる(魅力的)レベルが高まります。

 実践しなければ、頭で思っているだけでモテる(魅力的になる)分けではありません。

 小さなコトから実践すれば、大きな魅力も見えてきます。

 大きな魅力と書きましたが、実は身近なコトで大きな魅力を身につけていけます。

 お相手の大切なコトを大切にしてください。(毎日)

 これが大きな魅力になっていきます。