第319回『真面目なモテ理論(魅力理論)の実践-その7』



<今日のポイント>

 自分を通じてどんなお役立ちでお相手にどのようになって欲しいか。

 これを決めるからこそ、お役立ちの具体的な方法が決まります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 魅力の源泉は価値提供というお役立ちです。

 どんなお役立ちをし、お相手にどんな気持ちになって欲しいのかというキーコンセプトを決めるからこそ、そこに向かうための具体的な方法が考えられます。

 今回のコラムでは、活動の目的となるキーコンセプトについて書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 普段の自分がやっている何気ない行動に対して、周囲の人がどんな気持ちになっているかというのを考えることは、あまり無いことだと思います。

 誤解が無いようにして欲しいのは、周囲の人がどう思うかに対して臆病になり、相手の気に入ることに全てを合わせるという消極的なものではありません。

 これは、お相手にとって都合のいい人になるだけで、決して魅力的とは言えないものになります。

 私が書いているものは、人に対しては『人の本質的要素』というものを積極的に満たしていくものです。

 お相手の自分勝手な欲求を全て満たすようなことではありません。

 例えば、自己優越感を得る(これも欲求です)ために、人を蔑んだり攻撃したりする人がいます。

 自分の立場を利用して、周囲の人を引っ掻き回す人もいます。

 このようなことに迎合していれば、それはマイナスの魅力になってしまいます。

 そうではなく、『人の本質的要素』である、【人に優しい・思いやる・愛・敬う心・素直・努力・積極性・・・・・・】という、心が好ましいものになる状態を作るためのものです。

 ビジネスのおいては、商品やサービスの軸となる価値があります。

 【助かる・有難い・便利・楽しい・嬉しい・・・・・・】など、世の中にとって、自分にとって必要だから利用される価値になります。

 何気なくやっていることで、お客様やお相手に何が届いているのか?

 商品やサービスは、利用してもらうための価値提案を明確にするためのゴールになります。

 人に関しては、お相手が好ましい心の状態になることがゴールになります。


 自分の行動で目指すものを【キーコンセプト】と私は言っているのですが、大きなものから小さなものまで、この『どんなお役立ちでどんな気持ちになって欲しいのか』というキーコンセプトを作るからこそ、そこに向けた具体的な活動をカタチにして行けます。

 価値づくりの4ステップ思考技術で最初に考えるものは、【提供コンセプト】と言っています。

 自分の価値行動によって提供したい気持ちのコンセプトです。

 価値づくりの4ステップ思考技術は、小さな行動でもお相手になって欲しい気持ちに向けて考えていくものです。

 挨拶一つで社内や家庭を明るい雰囲気にしたければ、お相手の気持ち【提供コンセプト】が『元気になる・明るくなる・前向きになる』といったものになります。

 そうなるための価値行動は、「誰よりも先に、明るく元気に大きな声でハキハキと挨拶する」という自分ルールが作れます。

 しっかりとお相手に届くレベルのものになり、提供コンセプトを実現できれば、これはお相手の本質的要素を満たすので、実践した自分の魅力になります。


 自分はどんな人で在りたいか?

 普段からの自分が目指す【キーコンセプト】になります。

 どんな人で在りたいか?というのを考えるには、『お相手にどんなお役立ちで、どんな気持ちになって欲しいか』を具体的に考えていきます。

 例えば、『何事に対しても一生懸命で、人の話をよく聞き、一緒にいると前向きになり楽しくなる人』というキーコンセプトで生きている人がいるとします。

 このキーコンセプトを実現させる(そんな人になる)には、普段から積極的に何事にも取組み、人と接する時には相手の話を真剣に聞き、明るく前向きな言葉を良く使うという、少し具体的な行動が考えられます。

 事ある毎に、キーコンセプトを意識した行動を考えて実践していくことで、自分の行動がキーコンセプトに向けた価値行動に変わっていきます。

 良い行動は自分の習慣にしていくための決め事にする。

 この決め事が増えていくにつれて、キーコンセプトの自分になる確率が高まっていきます。


 ちなみに、『決め事』とか堅苦しいと思う人もいるかもしれませんが、全ての人が無意識の決め事を沢山持っていると言ったらどうでしょうか?

 思考も行動も、無意識のうちに繰り返してきたものは、決めていなくても決め事の習慣になっています。

 キーコンセプトを描いての決め事は、何気なくやっていた好ましくない決め事を、良い決め事に更新して新たな習慣にしていくものです。

 堅苦しいものではなく、誰もが何かしらの決め事を身につけていると解釈してください。


 商品やサービスを提供する場合も、その商品やサービスを通じて『どんなお役立ちで、どんな気持ちになって欲しいか?』を、ペルソナなどを活用して考えていくことになります。

 どんなモテ方(魅力)は人それぞれですが、魅力的な価値提供の行動は欠かせません。

 自分の描くモテイメージ(魅力的な自分イメージ・魅力的な商品イメージ)となるキーコンセプトを、まずは簡単なイメージで良いので実践することからです。


 ちなみに、私の【キーコンセプト】は、『接した人が楽しかった!になるためのお役立ち』です。

 かなり短いのですが、結果的に『接した人が楽しかった!』というものに、さまざまなキーコンセプトの気持ちが含まれています。

 楽しかったと表現していますが、『嬉しい・有難い・助かった・安心した・頼りになる・・・・・・・』あらゆるものを含めています。

 これが全ての価値行動の源泉になっています。

 周囲の人によく話す決め事は、『懇親会などで一人になっている人に声を掛ける』というものがあります。

 初めての懇親会で一人って嫌ですよね。

 だったら私が声を掛ければいいだけなので、このような決め事につながります。

 キーコンセプト!家庭でも職場でも魅力的になるための自分との約束です。