第298回『目標達成は戦略シナリオレベルで結果が変わる』



<今日のポイント>

 企業は目標達成に向けて、戦略を立案し具体的な行動に落とし込んで結果を目指します。

 戦略シナリオという設計図がずさんであれば、結果を出せる行動には落とし込めません。

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 ビルの設計図は、耐震性や耐水性、居住空間の快適さなどなど、さまざまな要素を踏まえて緻密に設計されます。

 ビジネスにおいて描いた目標を達成するには、競合他社との戦いを踏まえて自社が選ばれるための緻密な設計図となる戦略シナリオが必要になります。

 戦略シナリオという仮説を立てるからこそ、状況の変化にも応じて修正しなおし対応していけます。

 今回のコラムでは、戦略シナリオの仮説と具体的な行動に落し込むレベルについて書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 「現場で具体的な行動に落とし込んでいかないと結果は変わらない!と、いつも指導していたのですが、まだまだ私自身が抽象的なことしか言っていなかったことに気付きました。」

 現状も目標達成に向けて活動をしているのは当然ですが、企業様をサポートさせて頂くにあたって【目標達成のための戦略シナリオレベルと、具体的な行動への落とし込み】は必須になります。


 例えば、戦略シナリオを描く際のフレームワークが『集客→リピート』というざっくりとした項目しかなければ、緻密な戦略シナリオの仮説は描けません。

 そもそも、戦略シナリオは“自分達が可能性を感じるレベル”まで描く必要があります。

 目標達成の可能性を感じていないレベルの戦略シナリオは確実に失敗します。

 「これならいけそうだ!」

 このような気持ちになるからこそ、現場の士気も上がり、具体的な落とし込みに向けたアイデア立案も活発になっていきます。


 可能性の高い戦略シナリオを描く前の段階では現状分析が必要になります。

 外部環境分析や内部環境分析、競合他社との力関係など、高いレベルの分析を行うためは、さまざまなフレームワーク(自社に合うもの)を活用して、フレームワークの項目に応じて分析していきます。

 ランチェスター戦略でも分析は重要な項目になります。

 企業間競争における勝敗は、敵と味方の利から関係で決するという原則があります。

 よって、弱者は優位な部分を選定して、力を集めて敵よりも優位な状況の持ち込んで戦うという各個撃破を行うという、これも考え方とフレームワークになります。



 目標達成していかない原因は、

 ○戦略シナリオが大雑把

 ○行動量が圧倒的に少ない

 ○価値視点で考えられていない

 ○組織の問題で人が動かない

 ○改善向上がなされていない

 ○仮説や計画通りの準備が出来ていない

 これ以外にもありますが、そもそもの戦略シナリオのレベルが重要になります。

 戦略が大雑把であれば、そこからカタチにする具体的な行動も大雑把なものになります。

 戦略シナリオは企業の未来を左右していく重要なものになるので、部下任せにしてよいものではありません。

 高いレベルの戦略シナリオを描けて、具体的な成果が生み出せる行動に落としこめる人材がいるのであれば、戦略立案アイデアは任せられますが、そうでない場合は経営者自らも一緒に戦略を練る必要があります。

 さらに、戦略シナリオレベルが高まったあとは、具体的な行動に落とし込まれているかも経営者自身がチェックをする必要があります。


 パチンコ店を支援させて頂く際には、当然ですが『魅力づくりを行うフレームワーク』『戦略シナリオを考えるフレームワーク』『現場のレベルをチェックするフレームワーク』『現場に落し込むためのフレームワーク』などで、戦略シナリオレベルを高め、現場での活動に変えていき目標達成に向けて活動していくことになります。

 今日はどんなものかご紹介はできませんが、緻密な仮説が立てられるからこそ、実行後の修正箇所も検証していけます。

 検証できるからこそ、改善のアイデア立案もしていけます。

 自社の戦略シナリオを描くフレームワークがどんなものかをチェックして、それで描くものに可能性を感じるかどうか?からフレームワークを改善していく必要があります。

 中小企業の場合は、このフレームワークを作るのは経営者の役割で、このフレームワークで描かれたものを具体的な行動に落し込むのは、本来は幹部の役割ですが・・・為されない場合は経営者がやり方を見せていく必要があります。

 結果責任は経営者が果たすものです。

 企業で起こることは、経営者の考え方や姿勢が反映されています。