第267回『価値づくりのトレーニング法』



<今日のポイント>

 日常から価値提供の思考を習慣にしているからこそ、仕事の場面でも差別化価値のアイデアを生み出せます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 お客様に喜んで頂くお役立ちは、お客様にとっての価値で果たされていきます。

 今回のコラムでは、お客様に喜んで頂く価値提供レベルを高めるために、日常から訓練していく方法を書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 会社は自社の商売でお客様にお役立ちしていくことが目的です。

 ビジョンや理念という、それぞれの会社の思いはありますが、根本的にはどんな会社もお役立ちが目的です。

 お役立ちは価値提供で果たされていきます。

 その結果、お客様は代金を支払って下さるので、

【お役立ち=価値提供=お役立ち高(売上)】

 というものになります。

 クライアント様で価値づくりの演習をするときに重要視している点があります。

 それは、

 『お客様が喜んで下さる可能性を感じているか?』

 です。


 アイデアは出るのですが、価値視点で考えていないものは、お客様が喜んで下さるレベルに至っていないものが沢山あります。

 例えば、お客様への挨拶一つでも、形だけの挨拶なのか、「ちょっと嬉しい」気持ちになる挨拶なのかで、企業の魅力は変わります。

 先日、あるカフェに末娘と行った時のこと。

 子供用のサービスがあったのですが、残念ながら机に淡々と準備するだけで、やはり形だけのものでした。

 せっかくの良いサービスが、価値提供レベルまで高めれていないと、施策としてはもったいない結果になってしまいます。

(このときは、ナイフとフォークも準備を忘れており、言わないと気付かない状態でした)

※別の男性スタッフの方は、とても気が付く素晴らしいスタッフでしたので、まだまだ教育中だったのかもしれません。

 やっていることに、どんな価値があるのかを自分たちが分かっていなければ、意図的に価値を届けるコトはできません。

 どうすれは自分たちが、

 『お客様が喜んで下さる可能性を感じる』レベルまで高められるかは、普段から価値づくりのトレーニングを行い、さまざまなパターンを身につけることがポイントになります。

 お相手が喜ぶ価値視点が無い(これも習慣になってしまう)人は、無神経な一言で相手を不愉快にしたり、自分を満たすために人を蔑んだりという行動を知らず知らずのうちにやってしまいます。

 トラブルを起こして、「そんなつもりはなかった」というありがちな言い訳・・・

 このようなことにならない為にも、そして、魅力を高めていく為の価値づくりで、会社も自分も魅力的になっていく為にも、普段から習慣にしていく為のトレーニングは重要です。

 日常からの『価値づくりのトレーニング法』は簡単です。

 これをやっておいたら喜ぶかもしれない!

 ということを損得思考でなく、価値提供思考で実践することです。

 自分自身のトレーニングなので、その都度お相手が喜んでくれなくてもよいという気持ちで行います。

(これが習慣になれば、普通に魅力レベルが高まります)


 例えば、

 誰かが後で片付けようとしていたものを片づける。

 エレベーターで「お先にどうぞ」を決め事にする。

 家のトイレや会社のトイレは一か所掃除をしてから出てくる。

 お相手の話を良く聴く。

 ・・・・


 このような行動には、言語化されていない価値がたくさん届きます。

 普段から、この価値づくりの思考を習慣にするからこそ、お客様に対する価値づくりも発想が広がっていきます。

 だからこそ、『お客様が喜んで下さるレベル』まで、自社の活動を高めていくことも可能になります。

 何事も、レベルを高めていくには繰り返しの訓練が必要です。


 自分自身で身につけたものは、誰も奪うコトが出来ないとどなたかが言っていました。

 価値づくりレベルの高い会社は、それを実践する人材のレベルが高いと言えます。