第249回『強い企業が当たり前にやっていること』



<今日のポイント>

 人は目先の欲求や感情に流されがちです。

 企業としてのゴール目標や目的を明確にしなければ、個々の思惑に流されてしまいます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 強い企業はどんなことをやっているのか?というのは誰もが興味のあるところだと思います。

 今回のコラムでは、強い企業の数ある取組の中でも、重要な“やっていること”を書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 強い企業、良い企業を継続するには、それを実現していくための理由や取組みがあります。

 上場企業でさえ、そのマインドが失われて失速してしまうことがあり、規模が大きいから強い企業だとは言えません。

 小さな企業でも強い企業は沢山あります。

 強い企業になるには、数ある取組みの中でも重要なポイントがあり、そこが全ての活動の出発点になります。

 これは、個人が成長していくことも同じ内容なので、自己にも応用していかなければならないものです。

 「強い企業のポイントを一つ上げるとすれば、どんなところですか?」

 ある経営者の方からの質問です。

 経営者であれば、強い企業の秘密や秘訣は当然ですが興味があることだと思います。

 「ゴール逆算思考です。」

 とお答えしました。

 「当たり前のことですが、これを実際にやるとなると簡単ではないですね」

 さすが経営者の方だと思いました。

 知っていてもやれていないことと、やっていても出来ていないということを雑談で話しました。


 強い企業が当たり前のにやっていること、これは出来ているレベルが重要です。

 ゴールから逆算して、そのゴールを目指したプロセスを社員と共有して行動にしていくからこそ、“強い”という結果が生み出されます。

 企業おいての目的やゴールというものは、理念やビジョンとして表現されます。

 しかし、お題目程度になってしまい、それを目指すプロセスになっていないケースも多く見受けられます。

 思いをカタチにする方法が無ければ、浸透もさせられないし具現化もされません。

 これが簡単でないと認識するからこそ、どうすればいいのかを思考することが出来ます。

 企業に所属しているのであれば、まずは企業の目的や目標に向かったプロセスの行動をする必要があります。

 企業はお客様にお役立ちすることでお金を頂きます。

 お役立ちは価値提供で果たされていきます。

 理念やビジョンによく書かれる、『社会貢献・お客様の幸せ・社員の幸せ』という言葉は素晴らしいものです。

 素晴らしい思いを自社の事業を通じて実現していくには、働く人たちの仕事がそこに向かう必要があります。

 教育の重要性はここにあります。

 企業としての思いはカタチにしなければ、思っているだけでお役立ちはできません。


 企業が目指すゴールから逆算してプロセスを考えることを浸透させられないと、大きな問題が生まれてきます。

 それは、個人の目的や目標のためを優先したプロセスの行動になるというもので、個人においては目先の欲求や感情が優先しがちです。

 これも個人のゴール逆算思考ですが、大きな目的や目標のための逆算思考でないものです。

 理念やビジョンを掲げていたとしても、カタチにしていけないのは、上記のような問題が起こりがちだからです。

 そうならない為にも、企業としてのゴール逆算思考で教育も実施していく必要があります。

 強い企業がやっていることは、意図せずとも“ゴール逆算思考”で自社のゴールに向かうためのプロセスを繰り返し話し合っているというものです。

 改善においても、企業が目指すことに対しての改善です。

 浸透においても、繰り返し繰り返し勉強会などを行います。

 目先の欲求や感情に流されないための、環境整備などの仕組みを作っています。

 この理念やビジョンを目指したゴール逆算思考を共有し、価値観を合わせるからこそチームワークを発揮する組織になっていきます。


 人それぞれ、“こうなりたい!”というものを持っていると思います。

 夢や志だけでなく、どんな人物になりたいとか、笑いの絶えない家庭にしたいとか、いろいろなゴールがあります。

 もっと簡単なところでは、部屋を綺麗に片付けたいというものでも、なかなか実現させられないことがあります。

 分かってはいるけど、出来ていない。

 出来たという結果のプロセスになっていない。

 プロセスという計画を立てても、目先の欲求や感情(面倒だとか、先延ばしなど)に流されて、やるべきことをやらない状態が続きます。

 これを解決する一つの方法は、日常からゴール逆算思考で行動する習慣をつけるというものです。

 目先の欲求や感情というゴールにすり替わらないように、一日の終わりは『どんな状態になっていたいか』『どんな気持ちになっていたいか』『どんな気持ちになって欲しいか』ということから、自分の行動を決めて実践していくというものです。

 大切なゴールを、目先の欲求や感情に奪われない方法。

 企業であれば、本来のゴールを思い出して行動する方法。


 目先の欲求に流されて、それを認め続ければ弱い自分を強化していくことになります。

 それを認められないから、他社責任や自己正当化、言い訳などで自分を守る行動になっていきます。


 強い企業は、強い人づくりを行っています。

 強い人づくりとは、目先の欲求に流されずに、大きなゴールを目指して進む人づくりです。

 ゴール逆算思考の習慣があるからこそ、上手くいかないプロセスも結果にこだわり改善していけます。

 強い企業は、ゴールを目指して日々改善向上していく力も持っています。

 それは、社長を筆頭にそこで働く人たちの考え方によるものです。