第211回『理念を実現させる思考技術と実践の技』



<今日のポイント>

 自社の商売でお客様にお役立ちしていくという思いや理念は大切。

 大切ですが、それを形にする技術が無ければ理念がお題目になってしまいます。

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 ビジョンや理念はとても大切です。

 自社の存在意義であり、お客様にお役立ちしていく根本になります。

 しかし、それがお題目で終わっていて一向に形にならないというのではお話になりません。

 今回のコラムでは、掲げたビジョンや理念が実現しないときに抜け落ちているポイントである、コト視点の価値づくりに関する思考技術と実践の技を書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 さまざまな業界や業種が飽和状態の成熟期から衰退期になってくると、働く人もいい成績が簡単に出せなくなるので士気が低下していきます。

 そんな時は、自社の商売の存在意義や自分自身の存在意義に疑問を感じるようになってしまいます。

 それを打破するために、ここ10年くらいで企業理念や経営方針などを作成してきた企業様も増えたと思います。

 しかし、作成して活用されないケースや、働く人から見たら単なるお題目になっているということもちらほろと。

 せっかくの大切なビジョンや理念が活かされないというのは、とても勿体ないことです。

 自社が他社との違いを生みだして選ばれるための究極なところはビジョンや理念という目指すものと思いに存在します。

 ビジョンや理念が自社の差別化ポイントにもなっていきます。


 そんな重要なビジョンや理念が実現していかない、思いがお客様に届いていないときは、“抜け落ちていること”があります。

 “抜け落ちていること”を明確にしていくことで、思いが伝わるレベルや自社が選ばれる確率が格段に上がっていきます。


 いつも書かせて頂いておりますが、抜け落ちていることとは“価値”というものです。

 価値とは、自分達から見たら『やる意味』であったり、『何の為という理由』と感じるものです。

 やる価値を感じるからこそ、自分の存在意義を感じ、やる意味を感じるからこそ、それは『やりがい』に変わっていきます。


 目標を立てたら、次に『何をやるか?』を考えるのが普通だと思います。

 しかし、これが“抜け落ちていること”を生みだす罠になります。

 数字の目標であれ、お客様が喜ぶ状態の目標であれ、“価値がある”からこそ自社の成果とお客様が手に入れる成果につながります。

 理念を実現させる思考技術のポイントは、目標を決めたら、その目標はどんな価値で実現していくのかを考えるというステップです。


 いつも利用してくださる顔見知りのお客様に『接客で喜んで頂く』という条件で『喜んで頂く』という目標の場合、何をやるかの前に“どんな価値を感じたら喜ぶか”ということを沢山リストアップします。

 『接客で』という条件なので、人としてどんな価値を感じると嬉しくなるのか?利用するということは、商売上でどんな情報があると価値を感じて嬉しくなるのか?という価値を考えるものになります。

 この“価値”があるからこそ、ビジョンや理念と行動がつながっていきます。

 この“価値”が明確になったとき、明るい挨拶とか丁寧な接客というものが意味あるものに変わっていきます。

 実践の技も、決められた型通りのものでなく、価値を届けるために自主的に応用していけます。


 話を戻しますが、顔見知りのお客様であれば、人としての価値は『知ってくれている・大事にしてくれている』というものが届くと嬉しい気持ちになります。

 実践の技としては、型通りのかしこまった挨拶よりも、目があった瞬間に笑顔で駆け寄る方がお客様に価値が届く行動になります。

 そして、お客様が喜んで下されば、働く人は自らの行動で勝ち取った結果になります。


 このように、活動を価値から考える思考技術と実践の技を、企業全体の目的や目標につなげていくことで、ビジョンや理念と現場での活動がつながっていきます。

 「これをやってどんな意味があるんですか?」

 いいからやれ!と言いたくなるかもしれませんが、この質問は上司の方でも自分で言いたくなるときもあるはずです。

 不平不満でなく、どんな意味があるか分からないときは、どんな価値があるか見えていないときです。

 これを「だまってやれ!」と、やってしまうと目当てが無いのに矢を放つようなものです。

 もちろん、やることで意味が分かることや明確になるコトも沢山あります。

 なんか良さそうだけど、どんな価値があるか分からない。

 そんな時は実践して確認すればいいものです。


 行動とビジョンや理念をつなげるものが“価値”になります。

 抜け落ちているだけなので、“価値”を加えて見直していくだけでも良い成果が生まれます。

 「これ!やる意味があるよね!」

 ということも普通に起ります。


 『価値づくりの思考技術と実践の技』を身につけた人材が、ビジョンや理念を実現させていく人材になっていきます。

 新しいプログラムで、『“価値づくり人材”育成プログラム』というのをスタートしました。

 コンサルティングではなく、3時間×6回の研修プログラムです。

 短期間で価値づくりのコツを身につけ、ファンを増やしていくことを自ら考えられ、自分自身も魅力的になっていき、組織も活性化させていく人材育成


 案内は余計でしたが、企業をより良くしていくには、素晴らしい思いだけでなく『思いをカタチにする思考と技』が必要です。

 すべての人が価値づくりの思考と技を知って実践することで、良いコトが増えていきます。




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