第21話『丁寧から生み出されるコト』



「思いやりを感じる人と、感じない人では、どちらが好きですか?」

もちろん思いやりを感じる人だと思います。

「では、自分はどれくらい思いやりの心を広げていますか?自分勝手になっていませんか?イライラすることが多くありませんか?」

こう聞かれると、グサッと来る人も多いのではないでしょうか。


多くの人が、普通に思いやりの心は持っています。

ただ、一日という時間の中で、自分勝手になっていたり、思いやりの心の状態になっていたり。

または、思いやりの心の範囲が狭かったり、とても広かったりとさまざまです。

他人に対しては思いやりを求めるのに、自分に関してはわがままになってしまう。


思いやりというコトを生み出す&養う訓練です。

『丁寧に音をたてない行動を日常から実践する。』

これがスタートです。

目の前のことを丁寧にすることで、心をしっかりと向ける。

そして、音をたてないというのは、思いやりの心を育みます。大事にする心です。

ガサツな人は優しくないと言っているのではありません。

しかし、物を乱暴に扱うというのは、思いやりの心の状態が続いているわけではありません。

対象によって変わる可能性があります。

「イライラしているときって楽しいですか?」と、セミナーで聞いたりします。

もちろん楽しくありません。


他人に思いやりを持って接することは大事ですが、私が言いたいことは『思いやりの心の状態を自分の中に保つこと』です。

ある人には優しく、ある人には冷たいというように、相手によって変えるのは、相手に影響を受けて振り回されている状態です。

そうではなく、自分の心の在り方を育むこと。

感謝の心の状態、思いやりの心の状態、人を敬する心の状態というのは、心が落ち着いて心地よく、自然とやる気が湧いてくる状態です。

楽しいというより、やる気に満ちて充実している感じです。だから後から楽しく感じる。

自分の中に、どんなコト生みをするか。

これが知識ではない、人材育成になります。
昔からの躾(しつけ)には、人を育て養う秘訣が満載です。


『顧客体験価値』創造戦略(コト生み戦略)は、業績向上の視点だけでなく、人材育成も同じ考え方で実施できるものです。