第207回『業績向上は商売の基本を軸にすることから』



<今日のポイント>

 商売の基本を忘れた行動を、いくら努力しても結果は得られません。

 価値提供という基本を軸にして行動していくからこそ、改善向上による業績アップの結果が得られます。

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 クライアント様でお手伝いをさせて頂くときに感じることは、『何によって』業績向上を目指すのかが明確になっていないというものです。

 もちろん、そうだからこそご依頼を頂いているのですが、私が望むコトは『商売の基本』を軸にすることが、日本全国の会社様で当たり前になることです。

 今回のコラムでは、『商売の基本を軸にする』ことの大切さについて書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 このコラムでは何度も表現を変えて書いていることですが、今年ラストのコラムなので“仕事において私が一番大切にしている”ことについてお伝えしたいと思います。


 世の中には、いろんな業種や業態があります。

 それぞれの商売で、それぞれの分野のお役立ちをしていきます。

 企業にはビジョンや理念という、企業ごとの目的や目標があると思います。

 経営計画書や経営の行動指針を作成していなくても(作成した方が良いのですが)社長の頭の中にはおぼろげにでもあると思います。

 しかし、そもそも論としては全ての企業が担っている役割であり存在意義があります。

 雇用の創出や納税というものもその一つですが、これは結果としての目標です。

 企業経営というものの目的や存在意義は、自社の商売を通じて社会へお役立ちしていくことが基本です。

 あらゆる企業が何かしらの『お役立ち』をしているから、お客様に支持されて存在していられます。


 昔の人は当たり前のように分かっていたので、子供に対して「世の中のお役に立つ人になりなさい」ということを親が教えていました。

 古い書籍にも、人様にお役に立つとか、人様を助ける、人様を大切にする・・・・このようなコトは当たり前のように書かれています。

 まずはお客様にお役立ちするからこそ、お客様が対価としての代金を支払ってくれます。

 その代金は、お客様にとって何かしら必要な価値があるからこその結果です。


 よって、『お役立ち=価値提供』というものが、商売の基本軸になります。


 良い仕事をするというのは、『お役立ち=価値提供』という根本を果たしていくために、いろんな作業や活動すべてに関わってくるものです。

 事務所のゴミ拾い一つでも、お役立ちに向かって実施するものです。


 顧客満足と従業員満足のどちらが先かという議論が起こったりします。

 企業経営が商売の基本を軸にしていれば、このような枝葉の議論は起こりようが無いのですが、いかに基本を忘れてしまっているかということが見えるものです。

 顧客満足と従業員満足は循環させるもので、『どっち』が先という二元論の話ではありません。

 お客様にお役立ちして売上を上げていかなければ、従業員に支払う給与も満足なものにはなりません。

 働いても働いても、お客様に感謝されない仕事であれば、お客様から見放されるので企業の存続も危うくなります。

 企業が存在している目的が先にあって、それを果たす時に働く人の給与や待遇、社内の環境づくりというものが可能になります。

 商売の基本を軸にするからこそ、お客様に喜んで頂ける仕事にフォーカスしていけます。

 『コト視点の価値づくり』での売上公式を、第155話のコラムで書いているので再度ご紹介します。(今は更にバージョンアップした公式なので、近々ご紹介いたします)

 ちなみに、第155話はちょうど1年前の2015年ラストのコラムでした。


 売上=提供する価値×提供する価値量(回数・数量)

 というものです。


 客単価を上げるのも、客数を増やすのも、来店回数を増やすのも・・・全ては提供する価値をお客様が『いいね!』と共感してくださるところからです。


 よって、商売の基本を軸にするとは、提供する価値を軸にするというものです。

 そして、提供する価値が『いいね!』と思うとき、お客様は魅力を感じます。


 企業が魅力的になるというのは、『価値=魅力』というものになり、やはり価値提供が軸になります。

 自分自身が魅力的になるというのも、周囲の人たちに価値を届けるからです。


 自社の商売で届けられる価値は何なのか?

 これを軸に企業活動を組立てていかなければ、自分勝手な欲で企業を利用する人材が出てきます。

 企業が存続できる理由は、お客様のお役に立つ価値提供をするからです。


 『コト視点の価値づくり』は、企業が業績向上していく為の商売の基本を軸にした『価値』にフォーカスして企業活動を見直していくものです。

 このコラムを読んで「なるほど」と終わってはいけません。

 次の課題は、『価値とは何ぞや』ということが分からなければ、価値を作ることもできません。


 「ところで、お客さんは喜びますか?」

 これは松下幸之助さんの言葉です。

 喜ぶという気持ちの前に、『何かしらの価値』が存在しています。

 商売の基本を徹底されていた松下幸之助さんだからこそ、このような問いかけが自然と出てくるのだと思います。


 私のコンサルタントの師匠が『パワーワード』という書籍を書いています。

 素晴らしい書籍なので、商売の基本を軸にして更に向上させたいと思う方にはおすすめです。


 2017年は、商売の基本を軸にした企業が増えれば増えるほど、世の中が良くなるといことを皆様と一緒に目指していきたいです。


 商売の基本が社内の人に浸透しているか?

 来年のスタートは、この質問からです。

 現状認識から2017年をスタートしてみてはいかがでしょうか。

 そして、自社の価値を明確にして飛躍の年にしていくことを願っております。




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