第198話『コト視点の価値から考える人材育成



<今日のポイント>

 リーダーたる者は、好ましい影響力を発揮して人を巻き込み動かしていく必要があります。

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 周囲の人に良い影響を発揮する人は、何かしらの価値による魅力が備わっています。

 魅力的な人材を目指すのであれば、知ら無ければならない自分が広げるコト視点の価値。

 今回のコラムでは、コト視点の価値から考える人材育成について書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 リーダー論に関しては、数多くの書籍が存在しています。

 古くからは、すでに孔子の言葉である論語にも書かれているし、それ以前の時代から存在しているものです。

 古くから存在しているということは、大昔から人間修養として必要なことであるというもの。

 そして、反面としては出来ていないから今の時代にも残っているし、今でも多くの書籍が出版されているというものです。

 魅力的に感じるとき、人は何かしらの価値を受け取っています。

 魅力的な人とは、周囲に価値を届ける人です。

 そして、リーダーは人を巻き込んで成果を生みだしていく必要があるので、当然ですが強制的な巻き込みではなく、人材のパフォーマンスを引き出す巻き込み方をしなければなりません。

 これを実現していく為に、魅力的なリーダーになるために、自己の行動をコト視点の価値から考えてみると、リーダーとして身につけるべき価値が見えてきます。

 見えてくれば、自分の決め事として実践し、血肉にしていくものになります。



 『コト視点の価値から考える人材育成』を書く前に、火種人材というものに触れたいと思います。

 火種人材とは、“自ら燃えて、人の心にも火を灯す人材”です。

 火種人材という表現をしようと思ったのは、米沢藩を立て直した上杉鷹山公のエピソードからです。

 細かい内容は省きますが、灰皿に残っていた炭の火種を見つけ、厳しい米沢藩を改革するために、自らが火種になると同時に、同じ志を持つ仲間がそれぞれ火種になって欲しいと伝え決意をしたエピソードです。


 それはさておき、火種人材では“2つの姿勢”と“3つの考え方”という基本をお伝えしています。


 2つの姿勢は、自己責任・自己決意です。

 自己責任の反対は他者責任で、すぐに人のせいにしたり、人を悪者にして他者責任にし自己保身をする責任感のない人に人はついていきません。

 自己決意の反対は他者強制です。
 やらされ感の人は、すぐに言い訳をしたり進歩発展させようという姿勢が生まれません。
 自己決意に変えるからこそ、姿勢を背中で見せて人を巻き込んでいけます。


 3つの考え方は、感謝・利他・植福というものです。

 感謝の反対は傲慢で、傲慢な気持ちが当たり前という考え方を引き出し、有難いというものを忘れさせます。

 利他の反対は利己で、お役立ちの目的を忘れさせます。
 利己も必要ですが、順番が重要で利他から利己というもので、人が本来の力を発揮するお役立ちに向かう自己犠牲を育みます。

 植福の反対は植災で、福を植えることをするからこそ福の実がなります。
 災いを植えれば災いの実がなります。

 反対のコトをやっている人をリーダーとして認められるか?

 反対のコトによって、周囲にはどんなマイナスの価値が広がっているのか?

 どんな体験と価値が周囲に届くと、人を惹きつける魅力になっていくのか?


 魅力というのは、周囲が体験するコトと、そこから生じる価値によって感じられるものです。

 このように『コト視点の価値から考える人材育成』というものを考えると、昔から言われていることが何故必要なのかが見えてきます。


 明るく・元気に・誰よりも先に・大きな声で挨拶をする上司がいたら、その人に対してどのような魅力を感じるか。

 その上司が居ると朝から活気や元気が湧いてくるという価値、部下が自分を受け容れてくれていると感じる価値、何よりも上司の姿がカッコよく感じるもの。


 逆に、朝から不機嫌で挨拶してもムスッとして頷きもしない上司がいたら、その体験によってマイナスの価値を受け取ってしまいます。


 どんなリーダーになりたいのか、どんな人物に成りたいのかをコト視点の価値から考えていけば、自分が取るべき姿勢や考え方を自己ルールにしていけます。


 お客様に対しても、価値にフォーカスして商品やサービスを考えていくと、何をするべきかが明確になっていきます。


 『コト視点の価値から考える人材育成』とは、どんな人物に成りたいのかをイメージして、そのイメージした自分がどんな体験と価値を周囲に届けているかを考えるものです。

 そして、自分の決め事を作っていく。


 それをやってどうなるの?

 という思考習慣を、それをやると周囲にどんな価値が届くのか?

 という思考習慣に変えていく。


 コト視点の価値から考える人材育成は、お役立ちマインドを持った人材と、カッコいいリーダーを育てていくだけでなく、自分自身を『なれる最高の自分』へ導いていきます。

 普段の自分が発している『言葉・表情・態度・行動・姿勢』というものが、周囲にどんな体験(コト)と価値を広げているのかを省みれば、自分で行動を修正していけます。

 お客様へ、働く人へ、家族へ、どんなお役立ちをしていくのか?

 どんな自分になっていきたいのか?


 周囲に届くものが答えになっていきます。

 リーダーたる者は、好ましい影響力を発揮して人を巻き込み動かしていく必要があります。





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