第190話『チーム創りのコト生み』



<今日のポイント>

 どんな組織やチームワークを築きたいかを明確にして、行動基準をルール化する。

 基準になるものがあるからこそ、目指すものから外れた時に戻すことができます。

 人の能力を自然と引き出す組織のルールは企業の武器になります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 『コト視点の価値づくり』というのは、お客様に対して価値を届けてお役立ちしていくとういものだけではありません。

 同じ考え方で、組織を活性化させるものにもなるし、自分自身の魅力を高めることも可能です。

 今回のコラムでは、組織やチームワークによって一人ではできない力を発揮する組織づくりについて書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 先日、ある経営者の方と昼食をご一緒させて頂いた際に素晴らしいことを実践されているお話を聞かせて頂きました。

 家族のルールで何があっても「ありがとう」を必ず言い合うというルールです。

 このように書くと、当たり前のことではと思う方もいるとは思いますが、「ありがとう」と言い合うことに対する思いがとても深いものだと感じました。


 昼食前には、社内で社員の方とも話をさせて頂いたのですが、「ありがとう」の思いが社員の方にもしっかり届いている結果だと思ったことが一つあります。

 当日は、社員の皆様に少し話をさせて頂いたのですが、事前にどんな話をするかということはお伝えしていませんでした。

 私が話し終わった後に、社長が「なんでもいいから質問していいよ」と社員の皆様に問いかけました。


 質問の準備をしていないので、一人か二人が質問を一つするという感じかなと思ったのですが、次から次へと驚くくらい質問をして下さりました。

 普段から仕事のことで疑問に感じたり、さまざまなことを考えていないと出てこない質問ばかりです。

 話の趣旨とは違うかもしれませんがと言いながら、疑問に思っていたことを質問してみるという姿勢も素晴らしいと思いました。


 聞けるチャンスがあれば何でも聞こうとするどん欲さ。

 意図してこのような雰囲気の組織にしてきたかは分かりませんが、イメージして目指さなければ実現しません。

 社長が家庭で「ありがとう」というルールを作るということは、社内でも人材が育つためのルールを作っているのだと。



 『コト視点の価値づくり』では、お客様に選ばれるための価値から思考して、自社の活動を考えていくことを行ないます。

 どんな価値が届くと、自社が選ばれる存在になるか。

 どんな価値が届くと、お客様はどんな気持ちになるか。

 組織のルール作りも、周囲の仲間が手に入れて欲しい気持ちから価値を考えて、どんな活動で体験してもらうかを考えます。


 人は何気なく育った環境や周囲の影響で言葉や行動も習慣化されていきます。

 良い言葉や自分の能力を高める言葉を意図的に増やせればいいのですが、何気なく習慣になっていることが沢山あり、その中には自分の可能性を抑える言葉も含まれています。

 悪口・陰口・言い訳というのは典型的なもので、自分が発する言葉は周囲に不快な価値を届けているだけでなく、自分自身に対する質問でありメッセージとなって自分の気分も下げていきます。

 悪口や陰口は言っている時は優越感に浸れるので気持ちがいいかもしれませんが、人を蔑んで自分を高めても自分は高まっていません。

 ましてや、同じ会社で働く仲間同士でこれをやってしまえば、組織のパフォーマンスがどんどん低下していきます。

 このような言葉はNGワードとして、使わないルールにしていきます。


 次に、人の能力を自然と引き出す良い言葉も同時にルール化していきます。

 人の本質的要素というものがあり、『人に優しくする・人を助ける・人を大事にする・自己犠牲・役に立つ・努力する・・・・』というものです。

 人が本来持っている素晴らしい才能を刺激すると、人は満たされた気持ちになります。

 交差点で対向車が右折するのを優先させたとき、相手が有難うの合図をしてくれると嬉しくなります。

 ちょっとした自己犠牲であり人に優しくする行動というものは、仮に合図してくれなくても自分を満たしていきます。

 良い言葉を使うと、周囲にも良い言葉の価値が広がり、自分自身への良い質問とメッセージになります。


 この良い言葉をルールにすることで、自分は周囲に良いコトを届け、周囲も自分に良いコトを届けるという好循環が生まれます。

 人材として目指す理想像を『火種人材』と言っているのですが、これは“自らも燃えて、人の心にも火をつける人”です。

 良い言葉を使うからこそ、自らを発憤させると同時に周囲の人の心にも火をつけることができます。

 チームワークは、一人では限界がある仕事でも2倍3倍と高い成果を生みだしていきます。

 一人ではへこたれそうなときもあります。

 そんなことは生きていれば誰だってあるし私だってあります。

 そんな時、仲間がいるからこそ奮い立って挑戦することもできます。


 何気なく使っている言葉が周囲にどんな体験と価値を届けているのか?

 甘やかすものではありません。

 組織のルールに、「これでいいのか?更に良くするには?」という言葉を使うようにすれば、自分にも周囲にも厳しくお客様満足を追求するものになります。


 人の力を発揮する組織のルール。

 これが土台にあるからこそ、さまざまな教育が効果を発揮ししていきます。

 何をやろうにも、後ろ向きの言葉しか出さない風土になっていれば、何も生みだすことはできません。


 皆様の組織では、どんなルールがあり、どのように活用されていますか?




 ピン!ときたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

(お問い合わせ)

 お問い合わせ(こちらから)




『コト視点の価値づくり』が、読むうちに自然と身につくコト生みコラムをメールにて配信しております。(毎週火曜日更新)

 メールアドレスをご登録頂きますと、毎週火曜日の更新時にお知らせメールが届きます。

※ 不定期では御座いますが、ビジネスのヒントになる当社のご案内もお届けしております。

(携帯のアドレスでは届かない場合があるようですのでご容赦ください)