第159話『心が躍る遊技場になっているか?』



※今日はパチンコ店に特化した内容です。

  特化した内容ですが、店舗型サービス業での課題と増客のヒントになるものです。


<今日のポイント>

 お客様は想像して心が躍る状況にならなければ行動してくれません。

 パチンコ店という遊技場は、お店に行く前から心が躍る状況になる体験と価値を提供することが根本的な課題であり、毎日の活動で絶え間なく実践し続けることを、全スタッフで一丸となって実施することが重要です。

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 楽しい場所というのは、そこに行く前から想像するだけで“心が躍る”状況になります。

 子供が遊園地に行きたがるのも、大人が飲みに行きたくなるのも根本的には“心が躍る”状況になっているから。

 美味しいものを想像すると食べに行きたくてしかたなくなるもの。

 今回のコラムでは、商売において外してはならない根本的な価値と、それを提供する活動について書いております。

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 パチンコ・スロットの遊技人口は右肩下がりの状態です。

 これは人口動態上でも仕方がないことかもしれませんが、人口動態の変化よりも早いスピードで遊技人口が低下しています。

 「そんなこと分かりきったこと」と言われそうですが、更に代替産業であるスマホやゲームに奪われているなど・・・・

 『自分たちの責任ではない』と諦めてしまう方々は、諦めて頂いてもいいと思います。

 そうであるならば、自社を生き残らせるために大事な資源を別の事業投資で活用していけく道も見えてくるので。

 しかし、現状ではどんな道になるか見えないが、まだまだ挑戦していくという気持ちの会社であれば、パチンコ店の根本的な価値というものを再度見直して追求する変化が必要です。

 クライアント様で、営業施策を“5つのつながり”に落し込んで頂きます。

 第146話【コト生みコラム】『パチンコ店が“今”取組むべき5つのコト』

 というタイトルのコラムで説明しています。

 この“5つのつながり”で分類すると、お店の遊技環境やサービスというものは10年前に比べてはるかに好ましいものに変化しております。

 そして、この項目がとても多くなるので、“お店とお客様のつながり”を高めていく努力はしっかりとお金もかけて実施してきています。

 店内はきれいだし、空気やタバコの対策、休憩スペースなどの環境などとても良くなっています。


 悪い事ではないのですが、現実はこの取組みではお客様の『不快』を解消するものにはなっていても、お客様を増やすものにはなっていない。

 競合店と同じ条件であれば、少しでも環境が良い方を選択する可能性は高いかもしれませんが、ファンを増やす活動にはなっていないということです。

 遊技機の問題もあります。

 射幸性の高い機械性能は、お客様を刺激するものになりますが、コト視点の価値づくりで言うところの“射幸心”というワクワク・ドキドキを継続的に作るものではありません。

 モノ視点の“射幸性能”と、お客様が感じるコト視点の“射幸心感”の違いです。


 射幸性の高い機械性能は、一人の人が大勝するために多くの人は負けが続く状態になります。

 更に、連チャンという塊で出玉を出すので、適度に当たってそこから期待しながら遊技する射幸心も感じられないものになります。


 10億円の宝くじが発売されましたが、還元率は以前の宝くじと同じなので1等前後賞以外のチャンス人数が減ります。

 勝ち率が大幅に低下していきます。

 10回遊びに行って3回勝てなくても、当りを引いてドキドキしながらのまれたり出たりという体験があるから、仕事帰りにちょっと寄りたくなる“射幸心”という心が躍る状態になります。

 10回遊びに行って1回もチャンスが無ければ、ドキドキもないので“つまらないもの”になっていきます。

 この辺りは機械性能なので、今後はメーカーさんとホールが真剣に一丸となって挑戦しながら見直していく必要があります。


 適度な射幸性というものです。

 機械性能は適度な射幸性でも、お客様にとっては楽しくなる射幸心を刺激することは可能です。

 パチンコ店の活動としては、“台とお客様のつながり”は、やっているようでやっていないという結果をクライアント様では認識して頂きます。

 多くのお客様は、『知らないものにお金を使いたくない』というのが当たり前の心理です。

 スタッフにどんな台か聞いても、台の間においてある遊技説明に書いてありますとか・・・・

 自分が楽しそうだと思える台を何十という機種数のものを読んで探せと?

 お店によっては機種数が何百というところも。


 自分が仕事帰りにワクワクしながらお店に行きたくなるような台が探せなければ、当然ですが“心が躍る”状況にはなりません。

 パチンコ店は、毎日が増客やリピートにつなげる活動を全スタッフで実施していく必要があります。


 根本的には、“心が躍る”状態になる価値を提供しているかです。


 基本は“台とお客様とのつながり”ですが、心が躍る状態というのは、それ以外の“スタッフとお客様のつながり”でもつくることが可能です。

 同じ台であれば、自分を知ってくれている優しいスタッフが居るお店を選んでくれるかもしれません。

 そのスタッフと話しをしたり愚痴を聞いてもらうことが楽しさの一つかもしれません。

(気さくに話したり愚痴を聞いてもらえるというのは、存在意義を刺激する価値を相手は感じます)


 とにかく、根本的なパチンコ店の価値というのは、“心が躍る”という楽しさにつながるものであり、それがパチンコ店の魅力です。


 射幸心をあおるというものではありません。

 射幸心など表向きにあおらなくても、ジャグラーなどのAタイプで10分勝負の楽しさを伝えるだけでも、短時間しかなくてもちょっと寄りたくなる“ワクワク”を伝えられます。

 ちょっと長くなるのでまとめますが、お店の活動は“5つのつながり”を意図的に実現していく価値を明確にして、全スタッフがそれを理解して毎日の増客活動を行う必要があります。

 社員とかアルバイトとか、経験が3ヶ月だろうが、自分が実施している仕事の価値と“5つのつながり”の何を担うかという役割を理解することで、毎日のチャンスを活かしていくことが可能になります。

 全スタッフがお客様を喜ばせることにこだわり、その喜ばせるための価値を届ける結果にこだわる組織というのは、発言内容も行動レベルも高いものになります。

 さらに、コト視点の価値づくり4ステップで、自分の仕事の価値が明確になると、入社したての人でさえ「自分もお客様の役に立てるし、会社への貢献もしている」と思えるものになり、挨拶一つでもやりがいを感じるものになります。

 スタッフの姿勢は、お客様にピンと感じさせるものになります。

 明るく楽しそうなスタッフが多いお店は、お店が汚くても良い雰囲気を感じたりします。

 遊技人口が多かった成熟期の考え方では、他社での成功事例を後追いでも実施すれば良かったのですが、どんな業界も衰退期のときは次の成長カーブを目指して、『挑戦しながら正解を見つけていく』ことが必要になります。

 自店での挑戦量と行動量によって、お客様が認めて下さり共感してくださる価値を増やしていく。

 これには、全スタッフの戦闘力(価値を届ける力)を高めて、一丸となってチャレンジしていく先に新たな価値の創造が果たされていきます。

 挑戦しなければ何も生み出すことはできません。

 そして、挑戦を始めているお店もすでに実在しています。

 答えを外に探しに行くという情報収集も大事ですが、答えは自店の現場で生まれるものです。

 その真実の瞬間は、お客様の喜びであり笑顔の瞬間であり、ニコニコしながら“心が躍る”状態でお店に来店する瞬間です。


※今回のコラム内容は、実際にクライアント様でお伝えしているものであり、クライアント様が実施しているものの一部です。 




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