第143話『折れない心を育む2つの大切なこと』


<今日のポイント>

 衰退期の業界状況で、新たな価値により活路を拓いていくときに必要な“折れない心”。

 折れない心で挑戦を繰り返す先に、生存するための変化が訪れる。

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 お客様が減少している業界においては、選ばれる理由となるお客様の新たな価値を創造する、絶え間ない挑戦が必要になります。

 積極的な姿勢での挑戦する人材と、諦めた状態での挑戦する人材が生み出す成果は言わずと知れたものになってしまいます。

 今日のコラムは、私たちが“折れない心”の状態になっているときに感じている2つのポイントについてお伝えします。

 『コト視点の価値づくり』において、人材がイキイキして前のめりになっていくポイントでもあります。


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 ラグビーが盛り上がっています。

 高校時代にラガーマンだった私としても、これだけの盛り上がりは嬉しいかぎりです。

 初めは弱くても、強くなるチームや会社というのは人の“やる気”を引き出すポイントをしっかりとおさえた仕組みや考え方が存在しています。


1.同じ目的と目標の共有

2.リアルな達成イメージの共有

3.すべての人が当事者意識

4.それぞれが自分の役割認識

5.働く喜び


 これらが働く人の中で共有されてくると、意志(心の向く方向)統一と意識(心の状態自覚)レベルが高まり、組織が一体感を持って動き出します。

 この5つを形にしていくときに、“折れない心”を育む2つの大切なことを組み込む必要があります。


 積極的で前向きなときには、自然と“折れない心”の状態になっています。

 「やるぞー!」という気持ちも大切な要素ですが、これからお伝えするものは『仕事を通じて』という視点で、お客様に選ばれる取組みを通じたものとして活かしていけます。


 (折れない心を育む2つの大切なこと)

1.使命感

 会社の使命はお客様への“お役立ち”で、価値提供によるお役立ちによってお金を頂くことになります。

 更に、雇用の創出や納税という形での社会的なお役立ちもあり、関わる人たちの幸せという使命もあります。

 しかし、多くの人材が会社のビジョンや理念に“自分の使命感”を感じないのも現実的な課題です。

 これを解決するには、各自の仕事において、どのような価値ある仕事なのかという価値の明確化をすることで、その価値がお客様の喜びやお役立ちに直結しているとリアルにイメージできたとき、自分の仕事の誇りややりがいを感じるようになります。


2.確信に近い可能性

 自分達の仕事がどのような価値を届けるのかが明確になると、その価値によってお客様が喜ぶ達成イメージが湧いてきます。

 よく「可能性を感じる」というとき、自然と活路が拓ける感覚ややる気が湧いてきます。

 職場で、「何の為にこれをやるの?」という疑問が生まれているものは、どんなに良い取組みであったとしても継続されません。

 逆に、取組みの意味が理解できて、それが価値あることだと感じたものは前向きに取り組むようになります。

 そして、可能性を感じるときのものは、確かに信じるべきものという確信が高まり、自ら信じられる自信となっていきます。

 そのようなものは、自分の信念を貫く自信を持ったものに変わります。


 この2つを心で感じるときに、自分自身を自然と積極的に動かすものになります。

 これらを感じるときの『コト視点の価値づくり』4ステップ思考法を簡単にご紹介します。

対象とするお客様と、どのような取組みかを準備します。

(対象) お年寄りのお客様

(取組み) 声掛け


(ステップ1) お客様にどんな気持ちになって欲しいか?(コンセプト)

 嬉しい・楽しい・喜び・助かった・ワクワク・・・・いろんな気持ちがありますが、何か一つ選びます。


〈ステップ2) その気持ちは、どのような体験で?

 『嬉しい気持ち』であれば、スタッフが体を気遣う声をかけてくれた。など


(ステップ3) その体験を通じて感じた価値は?

 人から気遣う声をかけられたりすると、大事にしてくれている・分かってくれている・受け入れてくれているなどの価値を感じます。


(ステップ4) その体験と価値を届けるために、どのような行動をするか?

 ステップ3まで考えられれば、具体的な計画や行動の方法は自然とでてきます。

 働く人は、自分の仕事の意味が分からなければ、使命感も誇りも感じませんが、『声掛け』一つで、お客様が喜んでくれる価値が届けられるし、その価値が喜びにつながると確信に近い可能性を感じるとき、上手くいかなくても改善しながら挑戦し続ける“折れない心”の状態になっていきます。

 商品・サービスというお金を頂く価値の施策と、人間的な部分に関わるお金を頂かない価値の施策に分かれます。


 『コト視点の価値づくり』を進めていくと、働く人が自然とイキイキしてくるのは、人は誰もが誰かを喜ばせることが好きだということでもあると思います。


 人材の姿勢を高める場合、自然と前向きな姿勢になる仕組みがあるかも振り返る必要があります。

 挑戦し続けたことからでしか、正解は見つけられません。




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