第123話『常識だと思い込んでいる考え方』


「数字目標を作り、お客様に喜んで頂くという目的を明確にして、それを実現するために何をやるか?というのが当たり前の考え方でしたが、これを当たり前だと思い込んでいることに問題があったんですね。」

「ゴールからの逆算でやることを考えるのは間違いではありません。どんな目的を果たして、その数字目標を達成していくのかということが無ければ、登る山が分からないのに行動すら決めらないので。しかし、そこにはお客様が手に入れる価値があるはずなのに、すっぽりと抜けてしまってます。」

「どんな価値でお客様に喜んで頂くか?どんな価値でリピートして頂くか?どんな価値で自店を選んでいただくか?・・・・・数字はお客様が価値を認めて下さった結果であり、目的はお客様が価値を手に入れて下さった後の結果という、聞けば当たり前のことですが『価値』を考えることがこんなに難しいとは・・・」

「『価値』というのも、誰もが知っている言葉なのでついつい分かった気になってしまいますが、価値哲学というのがあるくらいで、よく分からないが確かに人が感じて存在しているものが『価値』というものですね。」

「損得やメリット・デメリット、利益や恩恵、欲求、不の解消など、漠然とは理解していましたが、指導現場で施策から生み出される価値を明確にしていなければ、『的』が無い中で的を狙えと指導しているようなものですね。」

「企業は価値提供が中心活動になるはずですが、実践⇒結果という価値を飛ばしても結果は生まれるので、『結果目標⇒何をやる』という考え方に飛んでしまいがちになります。正に『的』が無い状態であり、どんな価値でその結果を目指すのか会話にも上がらなくなります。」


 『行動⇒結果』というのは原理原則であり正しいものです。

 本来はもっと複雑なプロセスがあるはずなのに、そのプロセスを無視してしまえば好ましい結果を目指すことは不可能になります。

 『行動⇒〇〇⇒結果』というのは、最低限はずせない公式になります。

 〇〇は“価値”が入ります。

 モテる人は、モテる(結果)の為に、相手にある価値を届けています。その価値によって相手は魅力を感じることになるので、行動の『的』は相手が魅力を感じる価値になります。

 大切にされている・自分の事を分かってくれている・自分を認めてくれている・受け入れてくれている・・・・・・人が嬉しい気持ちになるために感じる『価値』はいろいろあります。

 このように具体的な『価値』を明確にするから、それを届けるための行動も明確になるというものです。


コンサルティングの初めから、企業がモテるのと同じ考えで、皆様もモテるようになりますと言っていたのがやっと理解できました!」

「誰もが魅力的に成りたいと思っても、自分以外の周囲の人や目の前の相手にどんな価値を届けるのかを明らかにしないから、価値提供を目指した行動ルールも決められません。もしくは、『これやって何になるの?』という疑問の中では、人は真剣に取組まないという当たり前の心理を解消して、意図を持って行動ルールを習慣化する必要があります。習慣化されれば、何気なくやっている行動が価値を周囲に届けて、知らないうちに魅力的になっているということが起こります。」

「モテるための本を・・・・・いろいろ読みましたが、モテない理由も分かりました(笑)」

「異性だけでなく、組織内でも頼りにされる人は、頼りになるという気持ちになるための価値を自分の行動で周囲に届けていますからね。」


 企業はお客様へのお役立ちによって収益を上げていきます。

 『お役立ち=価値提供』なので、価値を中心にした事業活動が本来の『当たり前』ですが、価値というものが抜け落ちてしまうのは、私たちの日常も同じことが起こっています。

 自分の言葉・表情・態度・行動・姿勢などが、どんな価値を周囲に広げているか?

 昔からの躾(しつけ)というのは、形から入って心に至るものですが、自分自身にとって重要な価値を身につけていくものになります。

 ゴール目標をつくったら、そのゴールはどんな価値で目指していくのかを決める。

 その次に、どうやってを考えるのが『価値提供』による業績向上の道筋になります。

(4ステップの思考法では、価値の後に『お客様の体験』が入ります)




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