第106話『理念をカタチにする方法は?』



理念・ミッション・志・コンセプト・・・・

 言葉はいろいろありますが、企業において出発点になる思いはとても大切です。

 『自社は世の中にどんなお役立ちをしていくのか?』

 これが無い状態で経営をするというのは、的が無いのに弓を放つことになります。


 ドラッカーさんの書籍に、『経営者に贈る5つの質問』というものがあります。

 その5つの質問は、

1.われわれのミッションは何か?

2.われわれの顧客は誰か?

3.顧客にとっての価値は何か?

4.われわれにとっての成果は何か?

5.われわれの計画は何か?

 というものです。


 この質問は順番がとても重要な意味を持っていると感じています。

 ミッションが無ければ事業の自己評価ができず、ミッションがあるからこそ顧客がそこに存在する。

 顧客にとっての価値が曖昧であれば、自社にとっての成果も何によって為されるのか不明瞭になる。

 1~4が明確になって初めて具体的な計画が立てられる。

 この1~5のステップが『理念をカタチにしてお客様に価値を届ける方法』になります。


 組織でありがちなのが、数値目標を立てた後に、すぐに具体的な活動を考えてしまうことです。

 どんなお役立ちによって数値目標を目指すのかというものが無い中で、具体的な活動を考えるというのは、5つの質問で3が無い状態となります。

 3が無いというのは、弓矢を放つときに的が無い状態で、的が無くどこに放てばいいのか分からないのに本来は活動を決めることは出来ないはずです。

 常にミッションを確認し、お客様をイメージして、価値を明確にする。

 価値は明確にするのですが、その価値がお客様にヒットするかどうかは挑戦の繰り返しになります。

 しかし、的を明確にして挑戦を繰り返せば、野球の打率のようにヒット率は上がっていきます。

 的が無い状態で闇雲にバットを振るよりも。

 ビジョンや理念はあるが、それが組織に落し込まれない場合は、5つの質問の何かが抜けているかもしれません。

 ドラッカーさんは企業の目的は、“顧客の創造”であるとし、2つの基本的な機能として“マーケティング”と“イノベーション”だけが成果をもたらすと言っています。


 今日のコト生みコラムは、ドラッカーさんから引用させて頂きましたが、これからの厳しい企業競争の中でイノベーションというお客様にとって新しい満足を生み出すことに挑戦していく企業様を応援するものとして書かせて頂きました。


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